もうすぐ5歳になる(現在4歳9ヶ月)の息子は、私の「賢い子を育てたい」という育児方針の一環として、テレビ・YouTubeをほとんど見ずに育ちました。
「ほとんど見ずに」とは厳密にいうと、視聴は土曜日か日曜日の週1回で時間は2時間。祖父母の家にお邪魔したときは、好きなだけ見ていいことになっています。
果たして、息子は賢く育ってきているのか?
残念ながら結論は、まだわかりません。
しかし、確実に効果は現れ始めています。
今回は、4年間テレビ・YouTubeをほとんど見ずに育った息子の「今」を記録しておきたいと思います。
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こちらの記事に、テレビ・YouTubeをほとんどみない育児に至った経緯を書いています。
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では、テレビ・YouTubeをほとんど見ずに育った子供の今を1つずつテレビの視聴と絡めながらみていきます。
テレビをほとんど見ないで育った4歳、こんな子に育ちました!
1.「テレビを見たい」というのは幼稚園が休みの日(土・日)だけ
―“幼稚園がある平日はテレビを見ることはできない”というルールを、幼稚園に入園した2歳には、理解していました。なので、幼稚園から帰宅してから「テレビが見たい」と子供から言われたことは一度もありません。
週に1回のテレビ・YouTubeの時間は息子にとっては「最高のお楽しみ時間」になっているようです。
ただテレビと言っても地上波を見るのではなく、映画やTVが見放題のNetflixを音声は英語・字幕は日本語で見ています。これはバイリンガル育児の一環です。
視聴時間は2時間と決めているのですが、「もう少し、見たい!」と言われると簡単に「いいよ。」と許してしまう私...だって英語の音声ということは、もはや勉強しているようなものだから‥
2.本が大好き!想像の世界が大好き!
―幼稚園から帰宅後の家での過ごし方は、レゴ・絵本の読み聞かせ・お絵かきです。
レゴブロックで頭の中でイメージしたものを作ったり、想像の世界に浸りながらの人形遊びに何時間も夢中になっています。遊んでいる時は、まるで、空想上の友だちと話しているように一人で話し続けています。
「自分ワールド」を作り出すこと・イマジネーションが得意な子供に育ったのです。
これには、テレビやYouTubeから得る情報を制限したことが大きく影響しているのではないかと考えています。
ー息子が4歳9ヶ月の時に描いた絵「お化けの世界」ー
3.表情豊かで、目力がある
―ボーっとした顔を見たことがありません。いつも何か考えているような表情をしています。
テレビを視聴中している時の息子を見ていて思うのですが、テレビやYouTubeを見てる時って、脳内の思考回路が受け身状態になるためか、口がポカンと開いてしまっていたり、ボーっとした表情になりがちですよね。
小さい頃から、テレビの時間を制限していた息子は、脳の思考を停止・受け身にする状態を知らないのかもしれません。
4.コミュニケーション能力が高い
―テレビやYouTubeは情報収集の場としての素晴らしいツールだと思っています。
しかし、どんなに素晴らしい情報であっても画面の中での出来事に過ぎません。
幼稚園帰宅後はテレビを見る時間を、公園で遊ぶ時間に費やし、リアルな世界での経験を積むことで、コミュニケーション能力の高い子供に育ったのではと考えています。
4歳になった今では、誰とでもすぐに打ち解けられるスキルを身に着けました。
以上が、テレビ・YouTubeをほとんど見せずに育った息子の今になります。ここからは、テレビなし育児を4年間続けて見て、私が感じたことについてです。
4年間、テレビをほとんど見せない子育てをしてみて私が感じたこと
―テレビをほとんど見せずに子育てすると決めてから4年経ちます。今、言えることはこの子育ては正解!だということです。
「テレビやYouTubeを見せなと、子供が流行りのアニメや歌を知ることができなくて仲間外れにされるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、そんなことはありません。(幼稚園児・4歳時点での話です)
なぜかって?
だって知らないから。
上記にも書きましたが、テレビからの情報がほとんどない息子は自分の世界観を持っているので、知らない情報があっても「ふ~ん」と感じる程度のようです。
先日、幼稚園から帰宅後「お母さんアンパンマンって知ってる?」と言いながら絵を描いてくれました。でもテレビを見てみたいとは言わないんです、絵を描いて大満足していました。
アンパンマンを知らなくても、友だちはたくさんいますよ。
さて、次は本題の「テレビを見ずに育った子供は賢く育ってているのか?」についてです。
「賢い」の定義は人によって違うと思います。私が考える賢い子の定義は、こちらです。
- 物事を順序だてて考えることが出来る
- 自分で考え行動できる、意思があり他人に流されない
- 疑問を抱くことが出来る、またそれを解決しようと方法を考え努力できる
- 1つの疑問から、次の疑問を抱くことが出来る
- 好奇心旺盛
親ばかながら息子は、上記に記した私が目指す賢い子供の定義がほとんど当てはまる子どもに成長してきているように感じています。
この結果は、限られた24時間という時間をテレビの視聴ではなく、レゴやお絵かきをして過ごすこと・公園で自然と触れ合い、体を思いっきり動かすことに費やしたことで、イメージ力が養われたからだと思うんです。
賢い子とは、勉強ができる子ではありません。
しかし、テレビを見ないことで養われたイメージ力は、勉強の土台になるものだと私は考えています。
テレビ・YouTubeをほとんど見ないで過ごすことは、子供の成長にどんな影響を及ぼすのか・果たして賢い子に育つのか‥もうすこし様子をみようと思います。
つらつらと良いことばかりを書いたので、テレビを見なかったために起こったデメリットを書こうと思いましたが、今の所何も思いつきませんでした。