Rock Hill Farms

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【なぜ子供は待てないのか】待てる子を育てることは、子供のIQを育てるよりも大事なことらしい

July 13, 2021
約 6 分
【なぜ子供は待てないのか】待てる子を育てることは、子供のIQを育てるよりも大事なことらしい

 

 

ONE MAMA’S OPINION

rockhillfarms.net

 

先日、子どもとショッピングに出かけ、休憩にと立ち寄ったカフェ。

先に席を取り、レジにてドリンクを注文・その場で受け取る、というよくあるスタイルのコーヒーショップで、私は子供の成長を確かめるべく、あることを試してみました。

それは、私がドリンクを買ってくる間、息子(4歳10ヶ月)はひとりで座って待っていられるかどうかというものです。

結果はといいますと、ジャスト3分で席を立ち、気になる場所へ出かけていきました。(本人はほんのちょっとのつもりだったのでしょう、すぐに席に戻ってきました。)

このエピソードをふまえて、今回は「子供はなぜ、待つことが出来ないのか」について書いていこうと思います。

 

親から「ここで待っていてね」と言われた時の

子供の脳内はどうなってるの?

 

会話をしている時の子供の脳内がどのようになっているのか、ご存じでしょうか?

実は、会話をしている時の子供の脳内は大忙し。

子供は自分の意見をまとめることできないため、親や友だちの意見に左右されたり、会話の内容を自分なりに解釈しようと「これは善いのか悪いのか」「つまり、これはどういうことなのか」と考えを巡らせたり。

↑会話中の子供の脳内がこのような状態になっていることは、医学的にも証明されているようです。

だとするとです、幼児期の子供に親の意見や指示を押し付けても、その言葉はほぼ伝わらないと考えているほうが良い(安全)だということになりますよね。

 

【参考】

子供の脳内が大忙しな理由は、脳内にある5つの連合野の働きが未発達だからであって、この連合野が成長とともに発達すれば、意思→計画→案→成功への努力→反省という社会生活を送るうえで必要な、人間らしさが備わると言われているそうです。

5つの連合野とは、「運動連合野(体を動かす指示をだす)」「頭頂連合野(感覚情報を分析し、空間を認識する)」「後頭連合野(視覚情報から情報を引き出す)」「前頭連合野(人特有の知性である思考・学習・推論・意欲・情操・理性・表現・感情・意思から人間らしさを司る)」「側頭連合野(記憶・聴覚・形の認識の中継地点)」のことを指します。

 

 

上記のことを踏まえて、もう一度、子供の脳内のことを考えると...

ママ・パパから「待っててね!」と言われたから、ちゃんと待っていなきゃいけないんだ!でも、なんで待たなくてはいけないんだろう?ちょっとあっちに行ってみようかな?また戻ってくれば大丈夫だよね?

と、こんなふうに子供は考えているわけで

 

つまり、幼児期の子供(未発達の脳)は分かっていても、待たなくてはいけない理由を自分なりに考えた時に、大人が考えるような答えを導くことは困難であるということです。

これで、子供が「待てない」という結果を招くのは、【参考】にも書いたように、脳の発達が大きく影響しているからだということは、理解できましたよね。

 

 

では、「待つ」ということは、脳の発達を待たなくては改善できないことなのでしょうか?

調べてみると、どうやら「待つ」ことに対しての改善方法はあるようなので、以下に書いていきます。

 

 

「待つ」ことは訓練をすればできるようになる

ヒントは自制心にあった!

 

脳は放っておいても、出来はともあれ、成長するもですよね。

しかし、その脳の成長と同時に「自制心」を鍛える(訓練)することで、「待てる子供」を育てることが出来るらしいのです。

それでは、少しずつみていきましょう。

 

自制心とは

読み方:じせいしん

自分自身の感情や欲望などをうまく抑えたりコントロールしたりする気持ちや精神力のこと。

‐ 引用:実用日本語表現辞典より ‐

 

人間には、生れもった資質があります。

資質とは、例えば積極的な子・恥ずかしがりやの子・慎重な子・大胆な子・我慢強い子など生まれもっつた性格のことを指します。

そしてこれらの資質は、もちろん遺伝もありますが、育つ環境によって良くも悪くも変化していくと言われています。

つまり自制心には、生まれついた資質がありつつ、成長によって伸びていくものだということです。

「ならば大人になれば、自然に自制できるようになるのでは?」と思いますよね?

しかし話は、そう単純なものではないんです。

もし我が子に、自制心の高い子供に育ってほしいのならば、訓練といいますか親の心得が必要になってくるのです。

心得とは「ある程度の甘やかしと我慢」です。たとえば

  • 甘くて美味しいお菓子を食べた後は必ず歯ブラシをする
  • テレビやゲームは、時間を決め時間がきたらきっぱりやめる
  • 買い物に行く際は使える金額を決めてからお店に行き、それ以上の金額のものは買わない

などです。こうやって日々の生活の中で少しずつ我慢することを覚えていくことで、「待つ」ことに必要な、感情コントロールと自制心を育むことができるのです。

まずは「待てる子供」を育てるという目標をクリアするために、ちょっとだけ努力してみませんか?

「待つ」という目標は小さなものに感じるかもしれません。しかし、この目標を達成することは、我が子の将来の性格(自制心)に大きな影響を及ぼすことでしょう。

 

子育て中のママに知ってほしい!IQよりも自制心を育てほしい理由

最近の研究によると、その子の成績をより正確に予測する要素として挙げられるのは、IQ以上に、自制心だということも分かってきているそうです。

なぜこのような研究結果がでたのかというと、自制心が高い子というのは、規則正しい生活が身についていているからという理由からだそうです。

今の時代、子どもが飛びつきたくなるような魅力的なものがたくさんあります。こんな時代だからこそ、それを制する力「自制心」があるかないかが、結果的に学校の成績に結びつく(集中力して勉強できる、勉強にかける時間が増える)ということだそうです。

 

 

携帯やiPadを見せておけば、子供が待っていられのは十分承知です。でもね、わたしは出来るだけ一生懸命子育てをしてみたいのです。

 

“こちらの記事も合わせてどうぞ”

【3歳】言うことを聞かない子供・怒る子供の原因とは?解決策は親の接し方!

 

 

About The Author

mama's opinion
1986年3月生まれ 現在37歳
英語力0でオーストラリアワーキングホリデー。
英語の必要性を肌で感じる。
結婚・出産を経て、現在6歳の息子は必然的にインターナショナルスクールへ。
育児本やネット情報を参考にいろいろと試しながら見つけた、おすすめの育児法を紹介。
【オムツなし育児・裸足育児・すやすやネンネ(ネントレ)・ブレキエーション・テレビなし育児・プリント学習・英語育児 etc....】

絵の個展を控える、息子のアートのことも紹介していきます。

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