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子どもが小さい時から犬を飼うと、どんなメリットがあると思いますか?
子供が生まれて、すぐに犬(大型犬:スタンダードプードル)がやってきてから、もうすぐ5年。
犬が子供に与える影響力が、計り知れないほど凄いものだったので、記録しておこおうと思います。
赤ちゃんが産まれたばかりだけど犬が飼いたいと考えているご家庭・子供が犬を飼いたがっているご家庭・育児に手いっぱいだけど犬を飼いたい人のお役に立てたら、光栄です。
犬を飼うなら、子供が小さいうちが絶対にいい
子供の頃「犬が飼いたい!世話は絶対にするから!」と親に訴えたことはありませんか?私はあります。もっといえば、言わないまでもずっと犬を飼いたいと思っていました。
子供はペット(とくに犬)を飼いたがるものです。これはもう、止められない欲望なのです。
で、子供の願いを叶えようと親が「よし、犬を飼おうか」と重い腰を上げ決断するのは、だいたいは子供の育児が落ち着いたころ。
子供の育児が落ちつた頃というのは、子供に手がかからなくなった時。(子供が自立し自分の世界を築き始めている時。)
つまり、子供がいくら犬が可愛い・散歩をしたい・エサをあげたい・一緒に出掛けたいと思っても、自分のこと(友人関係、勉強、スポーツ)に精一杯で、犬と一緒にいる時間を作ることが難しくなっている時期なのです。
さて。これって、犬を飼いたいと願った子供の夢を100%叶えたことになるのでしょうか?
どうせなら、犬との濃厚な思い出を我が子に作ってあげたくありませんか?
犬が子供の免疫を高め、病気に強い子を育ててくれることをご存じですか?
もちろん、生まれつきアレルギー疾患や喘息などの疾患を持っているなどの例外はありますが、赤ちゃんの時から犬と関わることで生じる体へのメリットはフィンランドのクオピオ大学病院が行った調査で証明されているんです。
その調査結果とは、
- 毎日、ある程度の時間を屋外で過ごす犬が生後1年以内の赤ちゃんの周りにいることで、免疫力が高まる可能性がある。
- 犬と関わっている家庭の赤ちゃんは、咳・鼻炎などの感染性呼吸器疾患にかかる確率が30%低く、また耳の感染症にかかる確率も半分である。
フィンランドの研究チームによると、この2つの結果は「動物との接触が、子供の免疫系の発達を助けることで、より整った免疫反応をもたらし、感染期間を短縮させるのではないか」と推論している。
アメリカ小児科専門誌よりー
この結果からわかることは、赤ちゃんの頃から犬と関わっている子供は、感染症や呼吸器疾患にかかるリスクが減るということ。そして嬉しいことに、子供の免疫機能自体を高めてくれると言うことです。
つまり、いずれ犬を飼う予定でいるならば、子供が生まれてすぐ(できれば生後1年以内)が子供にとってはベストなタイミングだということです。
赤ちゃんの世話と犬の世話を両立できるのか問題
子供が赤ちゃんの時に犬を飼うことは、勇気がいりますか?
赤ちゃんの世話をするだけでも大変なのに、犬の世話までできるかな?と不安に思いますか?
実際、我が家には子供が生後9ヶ月?の頃に犬(それも大型犬のスタンダードプードル)を迎えたわけですが、4年たった今では大変だったのかすら思い出せないんです。
なぜ思い出せないのかって...大変さに匹敵するほど、いやそれを超える楽しさが日々にあったからです。
犬がいるから散歩に行く(子供も散歩が大好き)、子供が水遊びをしたいからプールを出す(犬も水遊びがしたい)、犬も子供も疲れれば寝る。こんなふうに、小さい子供と犬って欲が同じなんです。
子供の世話の隣に犬がいるような、そんな感じです。
こう考えると、なんの苦でもないでしょ?
要するに子供と犬の育児の両立は思っているより、大変ではありません。まあ、大抵は心配されますけどね。笑
犬と一緒なら増えるコミュニケーションの場
犬を飼ったことがある人なら、誰でも経験したことがあるであろう散歩中に出会う犬と、その飼い主さんとのコミュニケーション。
毎日の散歩コースでは、「こんにちは、きょうは暑いですね」などと地域の方々と日々コミュニケーションをとることが出来るし、出先では初めて会う方とも犬を通して会話をする機会を持つことが出来ます。
これは子供にとっては、とても刺激的なことであり、コミュニケーション能力を学ぶのにもってこいの場なんです。
もうこれは、本当に犬のおかげです。だって道で会う知らない人と話すなんて、今の時代、犬がいなければありえないことですから。
結婚・出産を経験し知らない土地で、地域の方に子供の成長を見守ってもらえるなんて、犬を飼うまでは想像もしていませんでした。
どんな時でも隣で寄り添ってくれる犬から学ぶ「愛情」
犬は言葉を話すことができないぶん、行動や態度、表情で気持ちを伝えてくれる動物です。
息子と犬との出会いは、お互い0歳の時。
0歳の人間の赤ちゃんと言えば泣くことが仕事、対して犬は0歳にして「優しさ」という感情を知っていて、「寄り添う」ということだって既に熟知しているんです。
この犬の優しさを知ることになった経緯にあるのは、泣きながらおもちゃを投げる息子(0歳)を怒る私に、犬はワンワンと吠え、泣く息子の横に座ったままじっとするという行動にでたというエピソードから。
この時の犬の本当の気持ちは分かりません、しかしそこには「愛」があったことは確かです。なんだか、胸が締め付けられる光景でした。
この愛は、人間から学ぶ愛情とはどこか違う、間違いなく犬からしか学べない貴重なものです。
子供に責任感が芽生えた!
お互い0歳で出会ってから、しばらくは犬に寄り添ってもらい、守ってもらっていた息子。
しかし、息子が1歳を過ぎたあたりから急に立場が逆転したのです。
エサをあげたり、芸をさせたり、散歩の時にリードをもちたがったり、時には本を読み聞かせたり..「自分が犬の飼い主なんだ」という気持ちが強くなり、それと同時に芽生えた責任感。
兄弟がいない息子にとっては、弟分のようなつもりなのかな。
4年経った今でもこの関係性と、息子の責任感は健在です。
犬の存在が、子供の人格形成にも関わるなんて、飼いはじめた当初は、想像もしていませんでした。子供が小さいうちから犬を飼うことは、いいことばかりなんです!
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