天才シャーロック・ホームズをご存じですか?
幼児期の「なんで?」「どうして?」は、天才ホームズの観察眼への第一歩かもしれません。
これを読めば、子供のしつこい質問攻めにしっかり向かい合いたくなるはずです。
シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)とは…
シャーロックホームズは19世紀後半に活躍したイギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルの創設したシャーロックホームズシリーズの主人公である、架空の探偵。
彼の活躍する一連の作品は大ヒットし、推理小説の分野に一つの頂点を築いた。その魅力は今なお衰えず、世界中で読み継がれれおり、「聖書に次ぐベストセラー」と評される。
(wikipediaより)
どんな人物かというと…
ホームズは、天才的な観察眼と推理力をもつ世界でたった一人の「顧問探偵」。身長183㎝以上の長身で細身、鷲鼻で角張った顎という容姿で、未婚。
性格は、冷静沈着で行動的。疑問や不思議に感じたことは解決するまでしつこく考察する血気盛んな活動家。
[jin-iconbox06]シャーロックホームズをイメージをすると「虫メガネ」が思い浮かびませんか?まさにイメージ通りでホームズは、事件現場の地面を這ってでも証拠を見つけ出すことで有名です。たたえ小さな証拠でも見逃さない観察眼。
わたしは子供の「なんで」「どうしての」は、天才シャーロックホームズの観察眼のはじまり、つまり天才への第一歩だと思っています。[/jin-iconbox06]
子供の「なんで」がホームズの観察眼のはじまりとは?
子供の「なんで?」って突拍子もないものだったりしませんか?「なんで体には毛が生えているの?」「なんで木は上に長いの?」「なんで犬は4足歩行なの?」
そして「なんで?」の次は「どうして?」に続きます。
実は、この質問ができるのって観察眼があるからなんです。
知識がついてきた子供は、物事をいろいろな角度から見ることができるようになります。そして、ふとした瞬間に物事の見えない部分の疑問が脳裏をよぎる。これが「なんで?」「どうして?」という質問となっているのではと私は考えています。
つまり「なんで」「どうして」の質問が多ければ多いほど観察眼が育ってきているということになります。これは素晴らしいことです。だって観察眼がある子供は、観察眼が足りない子供と比べると身の回りの多くのことを疑問に感じ、そこから多くのことを学べているのですから。
なんと観察眼を鍛えることで、得られる他の能力があります
実は観察眼とは、観察するだけの能力ではなく、ほかの能力もふくまれているんです。
それは記憶力・分析力・想像力といった能力です。
これは観察眼を鍛えることを意識すれば、自然と備わってくる能力です。
たとえば「なんで木は上に長いの?」という質問。これは、木以外の植物を観察したときの記憶をたよりに、想像し分析した結果、生まれた「なんで?」という疑問です。
つまり「なんで」という質問は、いろいろな能力が絡み合ってできているのです。
ホームズも同じです。彼は、事件現場を観察ただけで事件を解決するわけではありません。現場の証拠から分析し、想像力を働かせ、記憶をもとに推理し事件を解決へと導いていきます。
「なんで」「どうして」という質問は奥が深く、たくさんの能力を使うものだということが分かります。
[jin_icon_question color=”#e9546b” size=”18px”]子供の観察眼のために親ができるアプローチとは?
親にできることは、ずばり観察眼への入り口を作ってあげることです。
[jin-fusen3 text=”たとえば、私がしていたことを例にあげると…”]
— 植物を種から育てることで、植物の成長には太陽・水・空気が必要なこと。芽・葉ががでて、蕾ができ花が咲くことを教えたり。
— 木は、成長するにあたり年輪が増え太くなり、葉は季節と共に紅葉・落葉することを教えたり。
そしてこの2つに共通する、地球と生命のつながりについて説明するなど、一つの疑問から多くの疑問を生み出し、解決に導くようにしていました。たくさんの川が1つになり海になるようなイメージです。
身の回りで起きている、様々なサイクルを教えることは「物事を、順序だてて見ることができる能力」を育てることができます。つまりこれが観察眼の入り口だと考えています。
[jin_icon_bulb color=”#e9546b” size=”21px”]観察したことを、子供に絵に描くよう促してみて下さい。絵に描くことで、観察眼だけでなく記憶力・分析力・想像力などの能力へのアプローチにつながります。よりホームズの観察眼に近づけるはずです。
4歳・公園での観察日記(草の下に土を描くことができました)
[jin-iconbox06]【実体験・感想】わたしは、子供がまだ言葉を話さない1歳前から、このアプローチをしていました。4歳になった今、観察眼・記憶力・分析力・想像力の発達に効果があったと感じています。ポイントは「ほんものをみせること」と「絵にすること」です。子供が興味があるなしに関わらず、全ての物事を順序立てて見せ、説明していました。だって、子供の脳内でいつ何が、どうつながるか分からないですから…。子供の想像力は無限大です。[/jin-iconbox06]
「観察眼」のある子はいつの時代も大歓迎!
AIの技術がある現代、勉強ができる頭のいい子は今や必要とされません。勉強は機械が解決してくれるからです。
今、私たち親が子育てに取り入れるべきなのは、観察眼が磨かれた賢い子を育てることです。
ホームズが誰にも解決できない問題を、天才的な観察眼から解決したように、「新しいことを発見できる子」「他と違う視点から物事を観察できる子」は、AIが盛んな今でも必要とされています。
それに観察眼がある子は、勉強だって簡単こなせてしまうはずです。
ホームズのような推理力は「迷路遊び」から身につける
[jin_icon_post color=”#e9546b” size=”18px”]「迷路遊び」のすごい効果!AIを超えるのに必要な幼児教育なんです
以前ブログに書きましたが「迷路遊び」は推理力・集中力・判断力を鍛え賢い脳を作るのに、おすすめの教材です。
日常生活で観察眼を鍛えながら、迷路遊びを併用してみませんか?
多くの教材が出版されていますが、わたしのおすすめは「公文の迷路」です。公文迷路のコンセプトと、年齢に応じたレベルに一目ぼれし全8冊をコンプリートしました。2歳から始められます。
実は侮れない子供の「なんで」「どうして」。質問攻めから逃げずに、一つ一つ丁寧に向かい合ってみませんか?