はじめに
小学生の時、親から「勉強しなさい」と言われるのって嫌ではありませんでしたか?
命令口調は、子供の記憶に残らないことは前にブログに書きました。
[jin_icon_post color=”#e9546b” size=”18px”]子供に注意が伝わらないのはなぜ?!命令口調は10%しか記憶に残りません!
しかし子供が勉強や宿題ををしない理由は、他にもあるんです。それは「親が過干渉すぎて子供が自立できていない」というパターンです。
勉強は怒られてするものではなく、自分の意思でするもの。実際そうでなければ身に付かないし、向上もしません。つまり小学生になり勉強が始まるまでには、ある程度、子供は親から「自立」していることが望ましいのです。
「勉強しなさい」と言わなくても自ら進んで勉強する子を育てることが私の目標です。
[box04 title=”このブログはこんな人におすすめです”]・自立した子供に育ってほしい・子供に「勉強しなさい」と言いたくない・国立小学校受験を考えている・国立の受験対策として0歳からできることはなにか・小学校受験を考えているけど塾に通う気はない(我が家は幼児教室に通う予定はありません)[/box04]
子供を「自立」させるってどういうこと?方法は?
自立とは…
他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。「精神的に自立する」 ‐goo wikipedia 引用‐
つまり、子育てで言う自立とは「自分の力で考え行動できる子供」ということです。
幼稚園、小学校そして社会にでるにあたって親もとを離れる子供に「自立」を教えることはとても大事なことです。
ただ子供に「よし、明日から自立してね!」と言ってできるほど、自立は簡単なものではありません。しかし、子供が小さいうちから、自然と自立ができるようにしていけば簡単に自立させることができるんです。
その方法を実体験から、書いていきます。息子はこれで、簡単に自立した子供になりました。
*以下にでてくる「隠れ育児」と「対策育児」は私が勝手にこう呼んでいただけです。悪しからず。
0歳1歳2歳は「隠れ育児」で自立を促す
私は、子供が0歳の時から隠れ育児をしていました。
どういうことかというと子供とコミュニケーションをとる時以外は、子供から見えない位置に立ち、子供から隠れて見守っていたんです。
子供にとっては、ママが隣に居たら安心です。しかし子供の自立のために私が目指したのは「ママがいるから○○しても安心」ではなく、「○○して、*大変なことが起こったらママが助けに来てくれる」と子供が思える環境作りでした。
この環境を作りだすことで、ママの目や意見を気にすることなく「あれに挑戦したらどうなるかな?やってみよう!」と自立した思考を子供につけさせたかったのです。
将来的にも、人の目を気にすることなく、自分の意思に正直に生きる人生は、素晴らしく楽しいものですしね!
[jin_icon_bulb color=”#e9546b” size=”21px”]ポイントは*大変なこと。ちょっと転んだり、何かあったくらいでは駆けつけません。でも本当に大変なことが起きた時は、すぐに手を差し伸べるのです。転んだ子供を後ろから見ているだけの親…見る人からしたら「あのママは何を考えているんだ」と思われていたこもしれませんね。
[jin-iconbox06]隠れ育児は「対策育児」のひとつです。
[jin_icon_post color=”#e9546b” size=”18px”]妊娠中に子育ての悩みをリストアップして対策育児!悩みを作らない育児
“子供の後追いがひどくて、トイレにもゆっくりいけない…”なんて話をよく耳にしませんか?私が子供から見えない位置に立ち隠れ育児をするのは、後追いの対策でもありました。実際、「隠れ育児」をして育った息子は、後追いなし、人見知りなしでした。[/jin-iconbox06]
0歳1歳の時から「自立」を意識して、子供を離れた所から見守るなんて、冷酷なママだと思いますか?
私は逆に、後追いが始まってから子供を突き放したり、幼稚園に入ってから「ママと一緒がいい」と訴える子供に「一人でも大丈夫だよ」と急に突き放すほうが、子供がかわいそうだなと思いますし、子供によっては裏切られたような気持ちになるかもしれません。
隠れ育児は、子供が「一人でも大丈夫。でも何かあったらママに言えばどうにかなる」とおまじないのように思えるので、実は親子の信頼関係にもつながるのでおすすめです。
3歳4歳は「迷子になった時に、自ら考え行動できる子」を目標に
迷子とは、急にママ・パパとは離れになることです。たとえばデパートで迷子になった時に、子供がどんな行動をとってくれたら安心ですか?
①ただ茫然とたちつくす
②泣く
③店員さんに助けを求める
もちろん③ですよね。でもこの行動って、自立が芽生えている子供でなければできないことだと思うんです。だって、いつも親が隣で助け舟を出していたら、何かの時とっさに自分で考え行動するという思考回路が働くでしょうか?きっと、予期せぬハプニングと不安から身体は凍り付いてしまうはずです。
[jin_icon_question color=”#e9546b” size=”18px”]では、迷子になった時に必要なことはどんなことだと思いますか?
[jin_icon_arrow color=”#e9546b” size=”16px”]急な状況を落ち着いて受け止め、次になにをすべきなのかを自分で考え、判断し、行動できることです。
つまり「自立」という言葉そのものなのです。
子供が自立しているかどうかの能力を図るのって、なかなか難しいことですよね。3歳4歳になったら、子供が迷子になった時のことを想像してみて下さい。良い指標になると思います。
[jin-fusen3 text=”勉強面の自立におすすめなのはこれ”]
小学校受験を考えている家庭では、3歳4歳にはプリント学習を始めるのではないでしょうか。我が家は以前ブログにも書きましたが、2歳から七田式プリントを毎朝しています。2歳の時は、隣でフォローすることも多く付きっきりでしたが、3歳からは問題文を読んだら私は席を外し自分で解くよう促し、4歳からはプリントを渡し終わったら呼んでねと放置することにしています。息子の成長を見ていると、勉強面での自立へつながっていると強く感じます。おすすめです。
[jin-iconbox06]4歳になり、0歳から積み重ねてきた自立への積み重ねの効果がはっきりと見えてきました。たとえば、i痛みに強くなりました。転んでも自分で手を洗いにいったり我慢できる痛みなら私の所には来ません。それからお店で欲しい商品を見つけると手に取り店員に質問したり、公園で自ら進んで友達を作り、遊んだり。勝手に、どんどん行動してしまうので目は離せませんが…[/jin-iconbox06]
国立小学校受験と自立の話
[qa-box01 title=”「自立」と「小学校受験」に共通して必要ないものはなんだと思いますか?”]答えは「過度の監視」です。[/qa-box01]
国立小学校受験、合否のポイントの1つは「自立」です
国立小学校の説明会では、こんな説明があるそうです。
「国立小学校は、教育研究や外部での研修のために担任が不在になることも多く、公立や私立よりも実習が多くなる」
このことから国立小学校では、自分で考えて実習できる、自立した児童を求めている傾向にあることが分かります。
もちろん国立小学校を受験するならば、考査を乗り越えられる学力が必要です。しかし、国立小学校対策の参考書を見ても分かるように、問題は私立のような独特なものではなく、家での学習でどうにかなるものばかりです。
なにが言いたいのかというと、学力は努力でどうにかなっても「自立」は急にはできるようにならないということです。
5歳6歳、過度の監視は自立を妨げます
「宿題なんて終わらせなくてもいいやって思ってるの?」「今日はずいぶん部屋が散らかっているね」これを読んでどう思いますか?
一見すると、見たことに対して親が子供に確認しているようですよね。しかしもう1度読み直してみて下さい。この会話には、子供が何かすべきことをしなかったこと・頑張りが足りなかったことに対する批判の言葉が含まれているんです。
このように親に自覚がなくても子供からすると、してはいけないという禁止の意図や、別のことをすべきだという指示が含まれた言葉を発してしまっていることが意外とよくあるんです。
これって親が「私はあなたには問題解決のための力はないと思っています。だから、私が指示や提案をします。」と子供にいっているのと同じことだと思いませんか?
5歳、6歳はもう小さな子供ではありません。「部屋がちらかっているね、どうしたらいいのかな?」自立を促す声掛けを意識していかなければ、子供の心を傷つけ、言いたいことが言えない子になってしまうかもしれません…。
言葉って難しいですね。
0歳から自立を目指した育児をしていくと、「なんでだろう?」「どうしたらいいのかな?」と自分で考えるクセがついているので、勉強も自然とついてくるものです。
息子はこの方法で「自立心」がグングン育ってきています。私のように、小学校受験はさせたいけど、塾には通わせたくないなと考えているママにぜひ試してもらいたい方法です。