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何歳からはさみの練習をはじめよう?
まだ危ないかな?…
販売されているはさみの対象年齢をみると3歳からってかいてあるものが多いですよね。でもこれはあくまで対象年齢。はさみを握れるようになるのを待つのではなく、握る練習(握力を鍛える)のために鋏を使い始めてもいいと思うんです。大人の監視下のもとで使うのでは問題ないですし、「まだ無理そうだな」と感じたら時間をおいてからチャレンジしてみる。子供の成長には個人差があり、それを把握しているのは親です。幼児期は対象年齢にとらわれずに、子供の成長に合わせたものを取り入れながら、脳の発達に寄り添うことが大切なのです。
今回は「はさみの紹介とはさみの教え方」についてです。
プラスチック製の子供用はさみ
“子どもが手をきってしまっては大変!”と鋏デビューはプラスチック製の鋏からと考えていますか?想像はつくと思いますが、プラスチック製の子供用鋏ってこつがいるんです。紙に対しての刃の角度を意識しながら、落ち着いて切れる子にはぴったりな鋏です。
しかし、ほとんどの子供は力を加減することが難しく上手に切れない。「切れないならやっぱり子供用には安全だ」といわれでばもちろんそうです。だってプラスチック製鋏のメリットですから。しかしデメリットとしては、プラスチック製の子供用鋏で紙を切る練習をしようとしても、切れないことに嫌気がさし、切る楽しみを知る前に飽きてしまうなんてことにもなりかねないということ。
なのでもしプラスチック製の鋏を買う際は、鋏を動かす手指の筋肉・握力を鍛えることができる筋トレ鋏として早い時期での購入がいいかと思います。幼児期に「手」を使うことが脳にいいことは有名な話です。手の筋肉トレーニングができる安全な鋏として、鋏の動かし方を知るための鋏として、プラスチック製はおすすめです。
2歳から使える刃のはさみ
その名も「かみきりくん」
378円と低価格で対象年齢2歳、刃タイプの鋏です。西松屋さんで取扱店舗があるのでチェックです。もちろんネットでも購入できるのですが、送料を考えるとせっかく低価格商品の意味がないのでまずは最寄りの店舗に足を運んでみて下さい。
ここがおすすめ
子供のけが防止のために、刃先がプラスチックで覆われているので安心です。安全設計なうえに切れ味もキープされているので、サクサク切る感覚を味わうことができるはず。この鋏の嬉しいポイントは、鋏の指穴が左右対称なので利き手に関係なく使うことができること。子供の利き手ってなかなか定まらなかったりするんですよね…そんな時にもおすすめです。
刃の先がプラスチックで覆われた鋏は他にも販売されています。せっかくはさみを購入したのに使ってくれない…とならないよう、テンションが上がるデザインをチョイスするのもおすすめです。
すぐできるようになる!簡単はさみの教え方
手順
1はさみに目をつけ「ちょっきん」に変身
2折り紙でちょっきんが大好きなサンドイッチを作ろう
3腹ペコちょっきんにサンドイッチを食べさせてあげよう。かけごえは「あーんぱく、あーんぱく」
はじめてはさみを使う場合は、大人がお手本を見せたうえで、後ろから子供の手をもちフォローしてあげましょう。どうしても難しい時は、大人が紙をもち子供は切るだけにすると切りやすくなるかと思います。
はさみを使う時の注意点を子供に教える際は「ちょっきに優しくしてあげようね」「下に落としたり、投げたりしたらちょっきん痛くて泣いちゃうよ」と一言添えると効果的です。
子供はほめて伸ばすが1番
子供が折り紙でサンドイッチを作れた時、はさみが使えたときはすかさず褒めてあげましょう。「わーすごい!!」と抑揚をつけて、笑顔でオーバーリアクションです。子供の頑張りをしっかりと認めてあげて下さいね。
年齢にもよりますが、すぐにできるようになるとは思わず気長に、楽しく安全に取り組めば必ず上達します。
まずは「はさみ」が嫌いにならないように、ちょっきん作戦開始です