子どもにとって「春」は、友だちと差をつけるチャンスなんです!
なんのこと?と思いますよね。
新しい命がたくさん誕生するあたたかい季節、春。
春の公園や散歩道は花や昆虫など、観察の対象となるもので溢れています。
観察を積極的に行うことは学びのチャンスであり、「観察力」を培うのにうってつけなんです。
たとえば、子どもが大好きなタンポポ。
蕾から花を咲かせ、綿毛になる様子の観察や、タンポポの花の蜜を目当てにやってくる昆虫の観察などです。
子どもの脳を刺激するものでいっぱいの春。
「観察力」を鍛えることで、友だちと差をつけませんか?
■観察力をつけ「気づき」をふやす
観察力(Observation power)とは…
注意深く物事を見て気付く力のこと。
英語の”observe”には、観察するの他に「気づく」という意味もある。
小学校1年生になると、アサガオの観察日記をつけますよね?
この頃にはすでに、同じものを観察しても、何かに気付く子と気付かない子がいます。
なぜ、6~7歳でこんなにも差ができてしまうのか。
これは、幼児期にどれだけ観察力を磨いてきたかで左右されるのです。
観察力を磨くのにぴったりな季節「春」。
春の公園・散歩道は花や昆虫がたくさん、まさに観察の宝庫なんです。
子どもの観察力を鍛える方法
1.観察してポケット図鑑でチェック
2.親子で話し合う
3.絵を描く(絵日記)
4.毎日写真を撮り、変化を観察する
これらのことを日課にするだけで、他の子と差がつくこと間違いなしです。
幼児教室もいいですが、親子の時間がとれる今だからこそできる「観察力」の強化。
子どもの個性を大切にしてみませんか?
Q観察力が 身につくとなににいいの?
Ⓐいいことだらけです
●観察力がある子は好奇心旺盛
観察力があると、多くのことに興味関心を持つ、好奇心旺盛な子に育ちます。
好奇心旺盛だと、知識に貪欲・失敗を恐れない・どんなことでも吸収する・ポジティブ思考など…良いこととがたくさんあるんです。
観察することで好奇心旺盛な性格育ってくれたら、一安心。
いろいろなことに好奇心を抱き、ひとりでも観察をするようになるので、一層観察力を高めることにもつながります。
●冷静でミスに気付きやすい子になる
観察力がある子どもには、固定観念がなくいろいろな角度から物事をとらえられる子が多いです。
そのため、「なんだか変だな…?」と気付くことができる力が他の子よりも優れ、変化に気付いた時も、変化に対して冷静かつ客観的な判断をすることができる子になります。
また観察力がある子は、作業をしながら、小さな変化や違和感に気付く力が備わっているので、未然にミスを防ぐことができます。
テストで、小さなミスをしない子になるかもしれませんね。
●友だちの気持ちが読める子に
観察力が身につくと、友だちのちょっとした表情の変化や行動の変化に気付けるようになります。
友だちが何を求めているのかが分かるようになるので、細やかな気配りができるようになるのです。
会話時に相手の気持ちを読み、受け答えをするということは、大人でも難しいことです。
小さい頃からの積み重ねで、土台をつくっておきたいものです。
春ポケット図鑑をもって散歩に出かけてみましょう。
なにか見つけたら、よく観察して…図鑑で探しチェックしたり、絵に描いたり…
図鑑にペンでチェックをつけたりシールを貼っておくと、忘れないのでおすすめです。
だんだんとチェック項目が増えていくのも、楽しいですよ。
観察力は生まれ持った能力ではありません。
意識して子育てに取り入れることで鍛えることが可能な能力です。
観察眼を鍛え、他の子が気付かないことや、鋭い意見をズバッと言える子どもに育てみませんか?