目次
‐1 「間違い探し」って脳育なの?
1-1 間違い探しは何に良いのか
1-2 子供が間違いを見つけられない時のアドバイス方法
1-3 間違い探しの効果を最大限に発揮するには?
‐2 「虫探し」と「間違い探し」共通点とは?
‐3 サイゼリヤの間違い探しは難題
「間違い探し」って脳育なの?
幼児のワークブックに「間違い探し」があるのご存じですか?とくに幼児教育を目的としたワークブックには必ずある間違い探し。
実は「間違い探し」って脳科学者もおすすめの「脳トレ」なんです。
間違い探しは何に良いのか…
間違い探しは2つの絵を見比べて違うところを見つけることで、空間認識能力や形の弁別、そして最後までやり遂げる為の集中力と根気を養うことができます。
つまり、子供が1人で問題に立ち向かい解決することが要求される「間違い探し」は、考える脳の土台を作ることができるのです。何より、間違いを見つけた時に「あった!」と興奮することは脳全体を活性化させることができる、脳にとって素晴らしい経験になります。
子供が間違いを見つけられない時の親からのアドバイス方法…
- 間違いを見つけられない理由とは、言い方を変えると「間違い探しから養える能力」です。最初は出来ないのは当たり前です。親が寄り添い、アドバイスをしてあげましょう。
- 2つの絵を見比べなければいけない間違い探し。しかし、子供ってなぜか絵を1つずつ見ていませんか?このような探し方をしていては見つからないのも当然です。絵全体を視野に入れて探すよう、少し離れた位置から探すよう伝えて見て下さい。間違いを探しやすくなるはずです。
子供って視野が狭い上に、まだ実際の距離感も分かっていないんですよね。しかし、間違い探しで、視野を広げることを習慣にできたら、日常生活においても視野を広げ情報処理ができるようになるので、交通事故などの危険を回避することにもつながっていきます。
「間違し」の効果を最大限に発揮するには?
見つけた間違いを、子供が自身の言葉で伝える練習をすることで「思考能力」と「表現力」を養うことができます。
たとえば…「あった!」と子供がみつけたら親が「右と左で違うところはどこかな?」「何が違う?」など様々な表現で質問をして、子供に答えてもらいます。子供がまだ上手に会話ができないうちでも、しっかりと主語・述語・指示語・接続語を使い正しい文章で教えていくといいです。
このように言葉で伝える練習を重ねることで、息子の場合は4歳すぎに自分で文章を作れるようになりました。
「虫探し」と「間違い探し」の共通点とは?
間違い探しができるのは(ワークブックの販売)は2歳ぐらいからですが、1歳からでも間違い探しと同じ能力を養うことができる「脳トレ」があります。
それは「虫探し」。
虫は、天敵から身を守るために自身の体の色と似た場所に隠れて生活していますよね。これこそが、間違い探しなんです。
どこに潜んでいるかわからない虫を捜す為には、視野を広げ集中して、根気強く探さなければ見つかりませんよね。そして虫を発見した時の「見つけた!」で脳を活性化する。見つけたら、虫について親子で話せば表現力も養えます。
虫探しの良さはこれだけではありません。研究によると、虫探しを経験した子供は、してこなかった子供に比べると「思いやり」が断然ある子供に育ち、「命の大切さ」についての理解もある子に育つとわかっているそうです。
虫探しは、無料です。ぜひ公園へ足を運んでみて下さい。
サイゼリヤの間違い探しは難題
ファミリーレストラン・サイゼリヤのキッズメニューにある「間違い探し」をご存じですか?料理が出てくるまでの15~20分で解けるよう設定された難易度の間違い探し。これ、大人でも難解なんです。料理が出てきても終わらず、結局見つからないまま帰ることもしばしば…
サイゼリヤの間違い探しは、簡単な違いが7,8問であとは難しく設定されているそうなので小さい子供なら7,8個見つけることができたら拍手です。
食事と脳育ができる「サイゼリヤ」楽しめるファミリーレストランです。
「間違い探し」も「虫探し」も、楽しいのに脳育だなんて。最高です。