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4歳は言葉の意味を知りません!4歳は子供が自分で脳内を整理する時期です

January 4, 2021
約 5 分
4歳は言葉の意味を知りません!4歳は子供が自分で脳内を整理する時期です

no9

 

目次

‐「もう少し」の意味を知りたい4歳児

‐4歳児の脳の大きさ

‐天才の脳は大きいのか?

‐頭がいい子の脳は何が違うのか?

‐4歳「言葉の配線」をつなげる時です

‐4歳、読み聞かせをやめないで

‐まとめ

 

「もう少し」の意味を知りたい4歳児

子どもが2~3歳のころ「何度も言ってるでしょ!」と子どもに怒ったことありませんか?

実はこれ、指示の内容が理解できない「言葉の意味」がわかってないからという場合もあるかもしれません。

このことに気付いたのは、息子が4歳(3ヶ月)の時でした。きっかけは、私の 「もう少し待ってね」という言葉の後に、息子がもう少しってなに?」と返してきたこと。

これには本当に驚きました。0歳の時から言い続けていたこの会話の意味を分かっていなかったなんて…4年間、会話の流れと、わたしの表情からなんとなく察して行動に移していただけだったなんて。

子供に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

子どもに何度も注意しているのに ”分かってくれない” とか ”聞いてくれない” のは子どもが言葉の意味をしっかりと理解していなかったからという場合もあるようです。疑問を見つけ、問題を解決できたときに脳の中で、喜びの花火が打ちあがるような状態が毎日続いている4歳の脳内。いったい脳内ではなにが起きているのでしょうか?

 

4歳児の脳の大きさ

ヒトの脳の重さは生まれた時は400g程度、成人で平均約1,200といわれています。脳は体重の約2~2.5%を占めているのです。

産まれたての脳はとても小さいですが、発達は早い時期からダイナミックにはじまっており、驚くべきことに、4歳では大人の脳の8割程度まで大きくなると言われているそうです。

このことから、乳児期から幼児期にかけての家庭環境は子どもの一生を左右するといっても過言ではなく、さまざまな幼児教育が盛んなのも、このような根拠があるからだと思うと納得です。

 

天才の脳は大きいのか?

そこでちょっと気になるのが 「脳が大きいほうが情報がたくさん詰まっているの?」「4歳までに脳を大きく成長させることができたら、将来頭がいい子になるの?」ということ。

けど、もともとの脳の大きさ(重さ)って決まってますよね?…

大丈夫、安心してください。脳が大きければ賢いと結論付けることはできないということが様々なデータから分かっているのだそうです。

実は東京大学(医学部)には、明治以降の著名人の脳が保管されているそうです。これによると夏目漱石が1,425g、内村鑑三が1,470g、桂太郎が1,600gと平均値よりも重い値となっているんだとか。しかし一方で、海外の著名人の脳のデータ(アインシュタイン1,230g、フランスの小説家アナトール・フランス1,017g)をみると平均値よりも小さな脳をもった有名人も多く、脳が重くない天才もたくさんいることがわかっているそうです。

 

頭がいい子の脳はなにが違うのか

では、ずばぬけて頭のいい子と普通の脳はどこが違うのでしょうか?

一説によると、これは脳の神経細胞同士をつなぐ配線によるものではないかと考えられているそうです。脳の神経細胞のつなぎ目は脳内に数兆個あり、複雑なつながり方をしています。頭のいい子は、この配線がうまくつながっていてるため、効率的に物事に対処できたり、他の子が思いつかない発想ができるのではないかといわれているそうです。 

 

4歳「言葉の配線」をつなげる時です

大人の脳の8割程度まで大きくなっている4歳の脳。頭の中は0、1、2,3歳と日々過ごす中で吸収してきた、いろいろな言葉でいっぱい詰まっています。

しかし、言葉は知ってても意味までは深く理解していません。

“言葉の意味を知る” ということは、脳内の「言葉の回路」の配線をつなげるということ。頭の良い子を育てるための第一歩なのです。

親が積極的に言葉の意味を説明してあげられると、いいかなと思います。ちょっと面倒だなと思っても「これを乗りきることは子どもの脳にとって必須なこと」と考えると、頑張れそうですよね。

そして、子供が言葉の意味を理解できれば「何度も言ってるでしょう」と叫ぶこともなくなり、育児が少し楽になるかもしれません。親も子もストレスが減りそうですね。

 

4歳、読み聞かせをやめないで 

0~3歳ぐらいまでは1日に何冊も読んでいたけど、4歳になったらあまり読まなくなっちゃった」なんて話をよく聞きます。

理由は、親の仕事が忙しくなってきたからとか、子どもが本よりもテレビやYoutubeを見たがるからなど様々なようです。

しかし、乳児期の読み聞かせのときの脳内と、ほぼ大人の脳に近づいた状態での読み聞かせは、全く違う効果を発揮します。

4歳児の脳にこそ大切な「読み聞かせ」。今、やめてしまうのはとても惜しいことです。

読み聞かせには、❞燃え尽き症候群❞にならないよう気長に向き合うことをお勧めします。

 

まとめ

大人からすると、子どもの言動や行動は理解しがたいことだらけです。年齢に応じた、脳の発達について知ることは子育てをするうえで大切なことなのだと、改めて感じました。

毎日同じことをいってるのに…と悩んだら、子どもに言葉・会話の意味を理解しているのか確認してみるといいかもしれません。

4歳児は、分かっているようで意外と知らないことだらけのようです。

0歳1歳だった頃に比べると、大きくなったと感じても、まだこの世界に生まれて4年目だということを忘れないであげて下さい。

 

脳の発達が、ゴールに近づいている4歳。ここまできたら、あともう少しです。

About The Author

mama's opinion
1986年3月生まれ 現在37歳
英語力0でオーストラリアワーキングホリデー。
英語の必要性を肌で感じる。
結婚・出産を経て、現在6歳の息子は必然的にインターナショナルスクールへ。
育児本やネット情報を参考にいろいろと試しながら見つけた、おすすめの育児法を紹介。
【オムツなし育児・裸足育児・すやすやネンネ(ネントレ)・ブレキエーション・テレビなし育児・プリント学習・英語育児 etc....】

絵の個展を控える、息子のアートのことも紹介していきます。

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