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「男の子でしょ、泣かないの」って言葉どう思いますか？

言ったことありますか？これって誰が言い始めたのでしょうね？

わたしは女なので、もちろん言われたことはないですし、考えたこともありませんでした。きっかけは、男の子の母となったこと。

男の子は強くなくてはいけないのか。

いやいや、そんなことはありませんよね。みんな同じ人間なのですから。

私は昭和生まれです。たしかに、私の祖父母世代は「男なんだから…」とよく口にしていました。でも今はどうなんでしょうね。あまり聞かなくなったよう感じます。

もしかしたら、私の知らない間に死語と化してしまっているのかもしれません。

男の子だって痛いんです

転んで足を擦りむいたら、男女問わず痛いに決まってます。痛みの表現には個人差はあるとは思いますが、男の子だって痛いんです。

これを「男の子だから」といって我慢させるべきなのか。

小さい頃から洗脳のように「男の子だから」と言われて育てば、たしかに強い心をもった大人になるかもしれません。しかしそれは、我慢しているだけ。それに生活するうえで「我慢が必要なのは、男女に限ったことではない」ですよね。

生物学的にみると女は強い

平均寿命は女性が８７．１４歳、男性が８０．９８歳といわれています。「人生９０年」といわれる現代において、平均寿命が７年も長い女性。データによると女性の方が長寿なのは１８９９年（明治３２年）から変わらないようです。

事実はわかりませんが「男性は出産の痛みには耐えられない」とも言われています。

か弱いイメージが強い女性、でも意外と強い生き物なんです。

女性があたりまえのように、社会にでて仕事を得るようになった今、出産を終えて社会復帰、キャリアアップを目指す女性が増えてきています。私のまわりにはシングルマザーでこれをやってのけ、一戸建てを購入したというスーパーママだっています。

ストレス社会の今、男女問わず「強い心」を必要とする世の中なのです。

強い「心」は魅力的です

確かに「男の子でしょ」と言われ育った子は、強い心をもつかもしれません。。しかし子ども時代に「男の子でしょ」と言われ続けると、必然的に我慢することの方が多くなっりストレスを抱えやすくなってしまうことも確かです。

これってフェアじゃないですよね。

今の時代、わざわざ「男の子なんだから」なんていう必要はないと思います。世界情勢の変化が著しい今、「女の子でしょ、泣かないの」というセリフがあってもおかしくない時代なのかもしれません。いつか、女の子バージョンを口にする日がきたりして。頼れる大人の男性って魅力的ですよね。でも、頼れる女性だって魅力的だと思いませんか？

でも、もし強い「心」を育てたいなら「○○なんだから、泣かないの」よりも、もっと魅力的な言葉があるんです。

「さすが」は魔法の言葉

「さすが、男の子（女の子）」だったらどうでしょう？これを言われた子供は、口角が上がるような、嬉しい気持ちになるはずです。

当たり前ですが、人間は否定的な言葉より、肯定的な言葉の方が好きです。

そしてそのほうが、成長も早いです。

「男の子でしょ」と言われるよりも「さすが男の子」と褒められたほうが、将来、心が強く前向きな考えをもつ子になるはずです。

ぜひ使ってみて下さい。