no33
「ニューロン」と「シナプス」の働きを知っていますか?
生まれたばかりの赤ちゃんの脳内でなにが起こっているのかを知ると、大変な育児が少しだけ楽に、そして楽しくなりますよ。
料理でいう「塩を少々」のような感覚で、日々の生活に少しだけプラスαするだけで将来、我が子が賢い脳を手に入れることできるとしたら?
やらないなんてもったいないです。
目次
乳児期は一生に一度のチャンスです
‐01 ニューロンとシナプスってなに?
‐02 シナプスが急激に増える時があるんです
‐03 シナプスの増やし方とは
‐04 私のおすすめは「散歩をしながらの語りかけ」
‐05 おわりに
乳児期は一生に一度のチャンスです
01 ニューロンとシナプスってなに?
ニューロンとは…神経細胞のこと
シナプスとは…脳内に神経回路を広げる時に、ニューロン同士を繋ぎ合わせるパイプのような役割をしているもの
ヒトの脳は1000億個以上のニューロンが存在しています。そして、それぞれのニューロンが数百から数万ものシナプスをもつことで、互いに情報のやりとりをしているのです。
生まれたばかりの赤ちゃんの脳内には、すでに大人と同じ量のニューロンが出来上がっていますが、シナプスはほとんどありません。つまりニューロンの数は生まれた時点で決まっているけど、シナプスは増やせるということになります。
どれだけシナプスを増やせるかで、脳内の神経細胞の張り巡り方が変わってくる。要するに「シナプスの数」が頭の良さを決めるのです。
02 シナプスが急激に増える時期があるんです
シナプスの数についての研究結果によると、数が急激に増えるのは新生児から1歳にかけてだというデータがあるそうです。そして、その後は減少傾向にあるというんです。驚きです…
減少傾向といってもなくなってしまうわけではなく、私たちが生きている間はバランスを保ちながら増えたり減ったりを繰り返しているようです。つまり、大人でも新しいシナプスを作り出せるのだとか。
そして、そしてシナプスが、爆発的にふえる時期があるんです。それは生後2か月から6か月ぐらいまでの間。
視覚・聴覚・運動能力などを身につけるために感受性が増すまさにこの時が、シナプスが急激に増える時。この時期に、成長に合わせた刺激をどれだけ与えられるかが非常に重要であり、賢い脳を作るための入り口ともいえるのです。
03 シナプスの数を増やす方法
賢い脳に直結する、シナプスの数。「シナプスを増やす方法」が気になりますよね。
キーとなるのは生まれてから、1歳までの間の成長が著しい「五感への刺激」と「運動による刺激」。とくに聴覚と触覚への刺激が良いと言われているんです。
シナプスを増やすのにおすすめなのが、こちらです。
シナプスを増やす方法
・絵本の読み聞かせ
乳児期の読み聞かせは、同じ本を何度もも読んであげること。トーンや速さを変えながら同じセリフを聞くことは耳と脳に刺激的です。
・たくさんの語りかけ
語りかけは、耳から入ってくる言葉を通して五感を働かせることにつながります。「あれを見てごらん」「この音を聞いてごらん」など…どんなことでも言葉に起して語りかけて見て下さい。
・リトミック
シナプスを増やすのに、特に良いと言われている聴覚を刺激することができます。
・ベビーマッサージ
こちらも良いと言われている触覚を刺激できます。手を通じての親子の触れ合いで触覚を刺激しながら「優しさ」を伝えてあげて下さい。
このように、シナプスを増やす方法は、日々できることばかりなんです。さまざまな方法で色々な角度から脳に刺激を与えシナプスを増やしましょう。
04 私のおすすめは「散歩をしながらの語りかけ」
散歩はシナプスを増やすのにいいとされている五感全てを満遍なく刺激できる、素晴らしいものなんです。
五感とは視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚つまり、目・耳・鼻・皮膚を通して感じる感覚のことです。
散歩は景色を楽しみ、鳥の鳴き声車の音を聞き、土や石を触ったり、気温の変化を皮膚で感じることができます。そこに「語りかけ」が加われば、シナプスがみるみる増えていくこと間違いなしだと思いませんか?
1.同じ散歩コースを楽しむ
新しいコースも魅力的ですが、毎日の散歩コースを決めることで季節の移り変わりを伝えやすいですし、同じ道を通ることで方向感覚を身につけることにもつながります。
2.雨の日も楽しむ
可能であれば、雨の日もおすすめです。雨のにおいや音を肌に感じる雨は赤ちゃんにとって、とても刺激的です。
05 おわりに
賢い脳作りは1歳前後がカギになります。子どもの将来を考えれば、1年なんて短いもの。将来努力して勉強をすることはできますが、勉強のために必要な脳が作れるのは今だけです。子供の将来の為に、少しだけ頑張ってみませんか?
わたしも物忘れが多くて…
昔からな気もしますが笑( ´ ▽ ` )
シナプス増やしたい次第でございます(`_´)ゞ
シナプスの構造図、生化学系の教室には貼ってあるものですね(^◇^;)
自分は最近物忘れが激しくて、シナプスの減少を肌で感じてます(^-^;
頭のトレーニング、身体のトレーニング、両方大切ですね(≧∀≦)