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朝から晩まで「○○しなさい」と言い続ける毎日にうんざりしていませんか?
何度も同じことで注意をし続けていると、怒りはマックスになり「早く!〇〇しなさい」と命令口調で注意したり、怒ってしまうのは、仕方がないことです。誰だってそうですから。
しかし実はこの「命令口調」は、子供の記憶にほとんど残らないこと知っていましたか?要するに、命令口調で毎日同じことを言い続けても子供にとっては「右から左」ということです。
目次
-子供に「命令口調」つかっていませんか?
‐子供は「注意」を理解できません
私のおすすめアプローチ方法3つ
-その子にあった解決策を見つける方法
-解決できない場合
– おわりに
子供に「命令口調」つかっていませんか?
ある調査によると「命令」は最も効率の悪い意志の伝え方だとわかっているそうです。そして驚きなのが、命令口調で注意されたことは、後で何を言われたのかを思い出そうとした時、言われたことの約10%しか思い出せないというデータまであるのだとか。
理由は、命令されると自分の頭で考えることなく言われた通りに行動するだけだからだそう。
子供にとって命令口調で指示されたことは、何も価値のないものであり、言われたことに自ら責任をもつこともないのです。
「命令口調で怒る」「命令口調で注意をする」ことは、親子揃ってストレスを抱えるだけ…悲しい話です。
子供は「注意」を理解できません
子供に「注意」を理解してもらうのって難しいですよね…知っている言葉や知識・経験が少ない子供に「注意」を100%理解してもらうのは、不可能に近いことです。たとえば「○○をしたら危ないよ」と注意をされても、なんで危ないのか、○○したら何が起こるのかが子供には想像がつかないのです。
つまり「注意」が伝わらないのは、親にも子供にも非はないということです。
私の育児の経験から、子供に直してほしいことを伝えるのに効果的だった方法を紹介していきます。「注意」という言葉を忘れ、他の解決方法でアプローチしていきましょう。
私のおすすめアプローチ方法3つ
1.自分で考えて行動するように言葉で誘導する
子供に耳を傾けて欲しい時や、行動に移してほしい時は子供に問いかけてみて下さい。
たとえばダイニングテーブルにクレヨンが散らかっていたら「クレヨンはどこにしまおうとおもっているの?」「みんなで食事をする場所にクレヨンが散らばっていたら、みんなはどうおもうかな?」と聞いてみたり、まだ会話が成立しない小さいうちは「クレヨンが泣いてるよ…」と問いかけていました。
命令するのではなく、「問いかける」ことで子どもが自ら気づき行動するよう誘導する方法はとても効果的だったのでおすすめです。
2.親が時間をコントロールする
子供に「時間がないわよ」とか「早くして」と口すること多くありませんか?子供ってとってもマイペースですよね。
こんな時におすすめなのは「時間に余裕をもつ」ことです。 当たり前のようですが育児をしていると時間の使い方って意外と難しい。
たとえば、朝どうしても時間がギリギリになってしまうなら、就寝時間を早め30分早く起床してみて下さい。起床時間を早めることで朝の準備がスムーズに進み、1日の始まりを笑顔で迎えることができます。1日の始まりが穏やかだと、子供の心は安定し充実した日を過ごせるはずです。
マイペースな子どもの行動を急かすのではなく、食事の時間、出発時間やお風呂の時間などの生活時間を親がコントロールすることも必要なことです。
子育てをしていると時間に追われがちですが「少し早め」を意識すれば、子供が駄々をこねた時に、しっかりと向き合って会話する時間をもつことができますよ。
3.事前に子供と話し合っておく
忙しいと親の意見を通しがちですが、子どもの意見も尊重してあげなくてはいけません。何事も、事前に親子でしっかり話し合うことはとても大切なことです。
その子に合った解決策を見つける方法
家庭によって抱えてる問題は違いますし、もちろん子供の性格だって違います。
親子というものは頻繁にすれ違いをみせるものです。それは小さな意見の食い違いから、重大なものまでさまざまです。お互いに自分の意見や価値観が正しいと主張し合ったり、時には怒鳴りあいの喧嘩になることもあるかもしれません。これを解決するにはお互いが納得できる妥協点を見つけ、お互いが折れなくてはいけません。
子供が「どう感じているのか」「親に対してどんな感情を抱いているのか」を客観的に見てみると、解決策が見つかりやすくなります。
解決できない場合
解決策を提示しても、解決しない場合は子どもの言い分を最後までしっかりと聞いてあげて下さい。子供が話している時はけっして口を挟まないことがポイントです。
最後まで聞いたら、次は親のターンです。
子どもが理解できるわかりやすい言葉で、こちらが思っていることを説明します。説明するときは「例えば」の話を盛り込むと、理解が深まります。親が思っているほど、子供は色々なことを知りません。それ故に、小さいうちは何度も同じような話し合いが必要になるかもしれません。しかし屈せずに話し合いを継続していけば、いつかは子どもにも伝わるはずです。
おわりに
『問題は、その問題を作ったときと同じレベルでは解決できない』
‐アインシュタイン‐
起こってしまった問題は、一度深く掘り下げ考えを改めないと解決することは難しいということです。
命令口調で注意をするのではなく、「なぜいけないのか」をきちんと話し合い解決に導くことで、親子の絆は深まるはずです。気長に向き合いましょう。
陸のヤドカリさんこんばんは^_^
叱る前に、しっかりと理由を話せば子どもって意外と理解してくれたりするんですよね!
子どもにに怒られるなんて、なんかいいですね( ´ ▽ ` )
そうそう、子供が言うこと聞いてくれないのはどこのご家庭もありますよね(^^;;
人前で、恫喝のように子供を怒る親さんを見ますけど、あれは見苦しいだけじゃなく、子供の発達にもよくないと思うところです。
叱る、諭すのではなく、子供に怒りの吐口をぶつけているだけの、幼稚な親の多いこと。
しかし子供を叱ることの難しさヽ(´o`;
最近は子供に叱られることも増えてきました(^◇^;)