ONE MAMA’S OPINION
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はじめに
我が家のリビングにテレビはありません。
リビングに置かない理由は、ずばりテレビの付けっ放し防止のためです。
「テレビ=害」ではないことは承知しています。
しかし子どもが、テレビとの上手な付き合い方をしっかりと理解し、自分で意思をコントロールできるようになるまでは、テレビを好き勝手見せるつもりはないですし、もちろんテレビをリビングに置くつもりはありません。
こう決意をかためた経緯には、テレビ視聴による目と脳への影響や睡眠への影響など子供の健康を守るため、そして情報を受け取る側でいるのではなく自分で考え行動することができる子であってほしいという私の考えからです。
目次
1. 乳児期のテレビについて
・乳児期のテレビの影響について改めて考えるきっかけとなった資料
2.〈生後6ヶ月〜1歳〉テレビなしの生活への道のり
・リビングにテレビをおかない理由⑤つ
・テレビなしの生活の時間の過ごし方
・テレビなし生活で不安になったこと
3.〈2歳〉いざテレビデビュー!ルールを守ることが絶対条件
4.〈3歳〉テレビとの向き合い方
・ラジオのすすめ
5. まとめ
1. 乳児期のテレビについて
私は、出産前から子供にテレビを見せることのメリットとデメリットについて考えていました。
いろいろと考えたあげく「 子どもにテレビを(極力)見せない!」と決めました。
しかし実際はというと、まだ話すことも自分で起き上がることもできない乳児期の育児は本当に大変で、子供がどうにも泣き止まず困り果てることもしばしば..そんな時にふとテレビをつけてみると..なんと一瞬で泣き止んだのです!
それからというもの味をしめた私は、子どもが泣いて仕方がない時や、家事で手が離せない時などは、テレビに助けてもらうことが増えていきました。
だんだんとテレビをつける時間が増え、気づけばテレビをつける日が多い日で1日2時間程になっていました。
「これで良いのか..」と考え始めたときに、乳幼児検診で受診した小児科医で「テレビについての注意点」がかかれたポスターを目にしたんです。
思わず自分の行動にドキッとしました、同時に心を入れ替えることを決意がメラメラと湧き上がってきたんです!
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乳児期のテレビの影響について改めて考えるきっかけとなった資料がコチラ”]
〜日本小児科学会の調査・結果〜
日本小児科学会の調査の結果、テレビを長時間見る家庭の子どもは、そうでない子どもに比べて言葉の発達が遅くなることがわかった。
そして同会は「乳幼児期は言語発達に重要な時期でテレビやビデオの影響を認識する必要がある」と指摘し「2歳以下の子どもにはテレビを長時間見せない」などと注意を呼びかけている。
この調査は東京都や岡山県などで1歳半の健康診断を受けた子どもを対象とし行われ、調査の結果、1日のなかで1人でテレビなどを見る時間が長いと、子どもが意味のある言葉を話すのが遅れる割合が多くなった。
それに対して、親が一瞬にテレビを見て、話しかけたり、一緒に歌ったりしていた場合は、言葉の理解や人見知り、運動能力などの発達が、上回ったとの結果がでた。
このことから、学会がまとめた提言は
1)2歳以下の子どもにはテレビ・ビデオを長時間見せない。
2)テレビはつけっぱなしにせず、見たら消す。
3)乳幼児にビデオ・テレビを一人で見せない。
4)授乳中や食事中はテレビをつけない。‐引用:日本小児科学会の資料‐
調査の結果から、脳の発達に一番大事な時期に、一方的な刺激となるテレビを長時間見せることは、話すという機能の発達の面で大きな問題があり、こうした言葉の発達の遅れは長期的にも影響が出る可能性があるため乳児期の頃から気をつける必要があるということのようです。
2.〈生後3ヶ月〜1歳〉
テレビなしの生活への道のり
日本小児科学会の調査結果から、テレビが子どもに及ぼす影響を知った私はその日から思いきって「リビングにはテレビを置かないこと」に決めました。
リビングにテレビ置かないと決めた理由⑤つはこちらです
①日本小児科学会の発表の、テレビが子どもに及ぼす影響を知り不安になったから。
②目への影響が心配だっから。
③子どもとのコミュニケーションを大事にするため。
→乳児期は睡眠時間が長いため1日のうちで親子でコミュニケーションがとれる時間は限られていますしコミュニケーションをとることは脳の発達にも大切なことです。
④子どもが成長した時に、自分でリモコン操作をしテレビをつけてしまうのを防ぐため。リビングにテレビがあることで「ひとり遊び」の時間が減ってしまう気がしたから。
⑤「テレビなし育児」を徹底して行うため。
テレビなしの生活の時間の過ごし方はこちら
テレビがないと無音であったり、暇な時間ができてしまったりしがちです。そんな時はどう乗り切っていたかを書いていきます。
●「音楽」
CDやYouTubeなどで洋楽、童謡、クラシックなどさまざまな音楽を聴いていました。音楽を聴くこと気分転換をしたりリズムに合わせて体を動かしたり、乳児期は耳の発達が著しいことを踏まえ英語の歌は1日2時間ほど聞かせていました。
音楽を聴かせる時に注意してほしいことがあります。
それは「音楽をかけっぱなしにしないこと」
1日中音楽をかけっぱなしにしてしまうと、音楽がかかっていることが日常化してしまい、無音の状態がわからなかったり、音の微妙な変化を感じることができなくなる可能性があるそうです。
●「絵本の読み聞かせ」
時間が出来た時には積極的に絵本を読み聞かせていました。目標の冊数は1日10冊以上。この10冊は同じ絵本でも良しとしていました。聞いた話によると、何度の繰り返し同じ絵本を読むことは、子供の記憶力の発達にも良いのだとか。
●「お絵かき」「工作」「折り紙」
大きな模造紙にクレヨンや絵の具などで思いっきり好きなように絵を描いたり、ハサミ・のりを使っての工作や、折り紙を楽しんでいました。
指先を鍛え想像力を養うのにうってつけです。
●「お手伝い」
わたしが家事洗濯をしている時は、いつも隣でお手伝いを楽しんでいました。
お手伝いをすること、人を助けることが「当たり前のこと」として身についてくれたらいいなという願いを込めて。
●「外出」「散歩」
児童施設、水族館、動物園などへの外出を楽しみました。そして外出先で目にしたコト・モノの本を図書館で借り学んだり、絵や工作におこし興味を刺激していました。
そして、毎日の散歩は身体作りに本当に役に立ちました。距離を決め歩く事で、最後までやり遂げることを学ぶと同時に、病院いらずの強靭な肉体を手に入れましたよ。
テレビなし生活で不安になったことはこちら
テレビなし生活を始めて1〜2年経過したころ、少し不安になったことがあります。
それは、同い年の子どもたち(1〜2歳)はみなテレビをみながら、見よう見まねで踊ることができるのに息子は全くそれをしなかったことです。
息子はテレビを見ていなかったので、目でみた映像を真似て体を動かすという経験がなかったのです。
このときは、テレビを見せようか迷いましたが思いとどまり、やはりテレビデビューができる時まで待つことにしました。
これが功を奏しまして、5歳になった今では、自分の思うままに体を動かすことが得意です。独特な動きでこちらは笑いをこらえるのに必死でございます(笑)
3.〈2歳〉いざテレビデビュー!
ルールを守ることが絶対条件
テレビデビューの時は意外と簡単にやってきました。
実は1歳の頃から英語教室に通い始めたのですが、何分私が英語が出来ないものでして‥。親の勝手ですが..映像を通じての英語習得の必要性を感じ、テレビやYouTubeの活用を始めることにしたんです。
この時決めたことは「テレビやYouTubeは英語のみ」ということ。
プラスして何個か、テレビを見るにあたっての親子のルールを決めました。
テレビ・Youtubeをみるときのルール
1.「テレビは離れてみる」
テレビを見る位置を決めました
2.「1日1時間厳守」
タイマーをかけておき、鳴ったら自身でリモコンを使いテレビを消してもらいます
3.「就寝前のテレビ禁止」
理由は、睡眠前の脳に余計な刺激は与えないためです
*我が家では、地上波ではなくネット配信のNetflixを見せていたため3歳までは、視聴するテレビ番組は親が決めていました。4歳以降は自分が好きな番組を見てもらっています。
2歳という年齢は、言葉の理解も進み親との会話もなりたつようになってきています。
子どもが理解できる言葉で、親子で決めたルールについて話し合い、子供にテレビのメリット・デメリット理解してもらうことは、将来のテレビとの関わり方において、とても大切な役割を果たしてくれるものだと、私は考えています。
4.〈3歳〉テレビとの向き合い方
3歳になり幼稚園に入学してからは、生活スタイルががらりと変わり、家で過ごす時間は本当に少なくなりました。
幼稚園がある日は、テレビは見ません。これは、ルールとして決めたわけではなくリビングにテレビがないため見るタイミングがないのです。
(我が家では生後6ヶ月から、スヤスヤネンネという方法で夜は、自分の部屋でひとりで寝るため、テレビが置いてある私たちの寝室に入ることがないんです)
なのでテレビを見ることができるのは、幼稚園がない土日だけです。土日は英語の勉強を兼ねて積極的に、テレビの時間をとるようにしています。
つまり3歳になった今のテレビ視聴状況は、2歳のテレビデビューの時より激減し週2回だけ。
なんだか可哀そうな気持ちになるのですが、当の本人はそれが普通だと思っているようです。テレビを見る時の「親子ルール」もしっかりと定着しましたよ!
ラジオのすすめ
テレビがリビングにないため、親子ともに日本の情勢や天気などの情報元不足に陥ることを防ぎために、我が家ではラジオを取り入れています。
毎朝、起床するとラジオのスイッチを入れ、ニュースや天気予報(日本地図を見ながら)を息子と一緒に聴いています。
ラジオでは、オペラやオーケストラなど普段、耳にすることがない音もきくことができるのでおススメです。
5. まとめ
結果、0〜2歳になるまでテレビを見せないという選択は、間違ってなかったと私は確信しています。
テレビをみせなくてよかったことは、こちら
①ひとり遊びが上手
想像力豊かになりました、何時間でもレゴの世界に没頭します
②耳がいい
息子は耳から入ってくる情報にとても敏感です。一度聞いただけで英語の発音を理解したり、耳からはいった情報をインプットするのが得意になりました。
③体で音を表現するのが得意
音を、自分のイメージで体で表現するのが大好きです。(人の真似ではなく、創作ダンスが得意です)
④表情が豊か
いつでも目が活き活きと輝き、ボーっとしていることはありません。
⑤英語でテレビを見続けることができる
音声は必ず英語だったので、テレビは英語の上達に役立っています。
⑤英語でテレビを見続けることができる
音声は必ず英語だったので、テレビは英語の上達に役立っています。
この⑤つは、テレビの視聴を2歳まで控えていたことと関係しているのではないかと私は考えています。
とはいえ日中、一人で育児と家事に追われていると、子どもがテレビを見ていてくれれば家事は進みますし、親のリラックスする時間にもなりますよね。それに、兄弟姉妹がいる場合は、一緒にテレビを見る機会が増えてしまうことは避けられません..
こんなふうに、いろいろな理由から、2歳まで全くテレビを見せない、というのは現実的には難しいことも多いと思います。
しかし、できることはあります!
たとえば、子どもにテレビを見せる時は、見せっ放しに気をつけたり、続けて見せるのではなく休憩を挟んだりとできる限りのルールを親子で決め、テレビと付き合っていけたらいいのかなと思います。
「テレビ=害」ではありません。
幼児期に、テレビとの上手な関わり方ができるかどうかは実は親次第なんです。
[box06 title=”テレビ視聴についてのブログはこちら”]
【4歳】テレビ・YouTubeをほとんど見ずに育った子供は賢く育ったのか?[/box06]
陸のヤドカリさん、こんばんは^ ^
食事時のテレビの件、わたしも同感でございます‼︎
テレビを見ながら食べていては、会話が減ってしまうことはもちろん、味覚も鈍感になってしまう気がします…脱帽だなんて!ありがとうございます。
初めての子育てに必死なだけなんです (´∀`=)
三浦章太郎さま、こんばんは。
わたしは専業主婦なのですが、子どもにテレビを見せてる時間=仕事をサボっている ような感覚がありまして…大袈裟ですかね笑。
健康第一のためにもテレビの制限は大切ですね!
嬉しいコメントをありがとうございます^ ^
テレビ、育児と切ってもきれないものがありますよね。
自分は結婚した時に、夕ご飯の時はテレビは禁止にしました。夫婦でその日あったことを話しながらの夕食にしたかったので(‘ω’)
今でも夕ご飯の時はテレビを見ないんですが、思い起こすと、夜泣きした時はトムとジェリーを見せたりして、一度目を覚まさせたりもしました。意識レベルが低下した状態で夜泣きが起こるので、部屋を明るくして、テレビ付けて、意識レベルを上げて、また寝かしつけるという場面が自分はありました。
素晴らしい育児をされていると、脱帽です。
読んでみて素晴らしいなと思いました👏👏👏
赤ちゃんにテレビが危険なのは、要するに母親との関わりが減るからなんですね。お母さん方はとても楽ですから。家事が進む訳です。
ですがそのまにしておくと、rockhillfarmsさんが仰った通り言葉の遅れ、または夜泣き、おねしょ、グズり、指しゃぶりなどいろーんなサインを出して知らせてきます。
ここまで丁寧に書かれている記事を見たのは初めてでした!笑
お子さんがすくすくと育ってくれることをお祈りしてます😊