「歩く」ことは脳を活性化し、思考回路を刺激すると言われています。
0~3歳前後の脳は神経回路が急激に発達する時期であり、いっきに成人の60~70%に達するとい言われていますよね。つまりこの時期にたくさん歩くことは「頭の良い子」を育て、強い体を手に入れるチャンスなのです。今回は「私が歩くことに重点を置いてきたか理由について」を実体験から書いています。
目次
‐1歳から長距離を歩く目的
‐歩きたがらない子供との向き合い方
‐歩くことが好きになる方法
‐1歳、2歳が歩ける時間ってどれくらい?
1歳から長距離を歩く目的
1歳過ぎに歩けるようになってからは、長距離を時間をかけて歩くようにしていました。そこには私なりの目的があり、1日のほとんどを「歩く」ことに費やしていたほどです。
歩く目的は…
・ゴールを決めて歩くことで、根気強い心と気力を育てる。
・歩くことで全身の筋肉を使い、姿勢が良い子を育てる。
・同じ時間、同じコースを歩くことで、気づきと地理を身に着ける。
・1歳から横断歩道の渡り方、「右左を確認する」「一旦止まる」ことを伝える。
なかでも「同じ散歩道」にこだわっていました。同じ道でも、天気や季節によって違いますよね。それに気付いてほしくて、積極的に声掛けをして植物や生き物の観察をしていました。タンポポ、テントウムシ、カタツムリ、土、石…本物をしってもらいたい一心でした。
歩きたがらない子供との向き合い方
いざ親がやる気を出しても、子供が歩きたがらないとか、すぐに疲れてしまって座り込んでしまったり…というのはよく聞く話です。
子供が歩きたがらない理由は「疲れる」からです。
当たり前です。だって、今は疲れない体をつくる為に歩いているんです。始めて歩く事を知ったわけですから、歩くための筋肉がなく疲れるのは普通のことです。
子供が歩きたがらないからといってすぐに抱っこしたり、ここで歩くことをやめてしまうことは、子供の体の発達を阻止しすることと一緒です。それに何に対してもすぐに諦める子になってしまいます。
まだ0の状態の「心」をどう育てるかは親次第、始めが肝心です。疲れているとかわいそうと思うかもしれませんが、ここは心を鬼にして「頑張って」を貫き通しましょう。そして「歩く」と決めたらベビーカーは思い切って家に置いていくべきです。
歩くことが好きになる方法
子供は楽しいことが好きです。「歩く」ことの楽しさを伝えれば、子供は長距離だって歩けます。
私のおすすめの方法…
・子供が喜ぶ場所をゴールに設定し、散歩コースや休憩場所ついて子供と話し合ってから出発する。
・落ち葉や、石など拾いながら進む。
・ポールにタッチしたり、ドブの蓋を踏みながら進む。この時、声に出してカウントしながら歩けば、数の勉強になります。
・どうしても歩けなくなった時の為に、ポケットにご褒美を忍ばせておく。
・子供が親の手を離れても安全な道を選ぶ。子供って一人で歩きたがりますよね。
・散歩で子供と「新しい発見」を楽しみ、帰宅後に図鑑で確認し「今度はコレを探してみよう」と明日の散歩の楽しみを見出す。
こんなふうに「歩く」を楽しんでいました。
1歳2歳の歩ける時間ってどれくらい?
1歳の時は午前・午後で1時間ずつ歩くようにしていました。そしてこれを続けた結果、2歳では2~3時間連続で歩けるようにまでなりました。
これには2つ理由があると思っています。
1つは体力がついたこと、2歳のふくらはぎにしては立派な筋肉がついていました。2つ目は、歩く楽しみを自分で見出せるようになったこと。散歩に行くときは自分でリュックに草花や落ち葉を入れる為の袋と図鑑、飲み物を入れ張り切って出発するようになりました。私の子育てでの目標である「自立」への1歩を踏み出したようでとても嬉しかったです。
子供にとって「歩く」ことは食事と同じぐらい大切なことだと思います。歩いて疲れれば食欲も増しますしね。空いた時間があったら、外に出てみるのはどうですか?「歩く」の効果は医学的にも証明されていることです。