ONE MAMA’S OPINION
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このブログは、現在6歳(年長)でやや多動症の男の子を育てる母が
6年間の育児を通して、気付いたことなどを記録しているブログです。
息子プロフィール
インターナショナル幼稚園に通う、年長さん。
0歳の頃から、まわりの子とちょっと違うなあと思い始め、5歳の時に教育について知識のある方から「典型的な多動症」と言われる。(母は気持ちが楽になる)
待つことが苦手で、いつも体が動いていて、絵とLEGOが大好きな、左利きの6歳です。
ちなみに、かなりの偏食です。
子供同士で遊んでいると
誰かがワガママを言い出し喧嘩になったり、友だちの輪に入れずに孤立してしまう子供がいたりと、上手くいかないことが多く感じませんか?
子供同士の場合「遠慮」する子供はまずいません。
今回は、公園で子供たちを観察していて常々感じていたこの問題について書いていきます。
1.キーワードは「共感脳力」だった
共感脳力って聞いたことがありますか?
共感脳力とは…
他者の考えや意見にその通りだと感じたり、喜怒哀楽といった感情に寄り添うことができる力のこと。つまり、友だちとの信頼関係を築いたり、良好なコミュニケーションをとるのに必要な能力。
そうなんです。
この共感能力が発達していなければ、友だちと上手に遊ぶのは難しいということなのです。
そこで疑問なのが、共感脳っていつ発達が始まるの?ということ。
実は、医学的には、だいたい5歳くらいからと言われているそうなんです。
5歳って遅いなあと思いませんか?
もちろん5歳前であっても、友だちと遊ぶことはできます。
しかし、本当の意味(人の気持ちを察することができるようになったり、思いやりの心をもって接する)で友だちと仲良く遊べるようになる年齢は、共感脳の発達が始まる5歳というわけです。
2.共感脳の発達に必要なこと
~0歳から4歳の間に子供に経験しておいてほしいこと~
「共感力」というものは、過去の様々な経験があって初めて発達が促されます。
例えば、友だちとジャンケンをした時、自分が負ければ悔しさを、勝てば嬉しさを知ることで、負けた相手に対する「思いやり」の心が育つのです。
つまり、共感力の発達に必要なのは、
共感能力の発達が始まる5歳までに、楽しい経験だけでなく、辛い経験やそれを乗り越えてきたという経験をどれだけしてきたかなのです。
この経験の引き出しが多ければ多いほど、相手の状況と自分の経験を照らし合わせることができるため、相手の心情をリアルに想像できるようになります。
共感脳は、年齢とともに自然と発達します。
しかし、より良い発達を期待したいならば、5歳になる前に、様々な体験をするこがが必要なのです。
3.共感能力を高める3つの方法
共感能力を高めるために、日常生活の中で実践できることを紹介していきます。
(この方法は、5歳を過ぎていても遅くありません。)
1.「人」への興味をもつ
自分のことで精一杯な幼児期の子供に、他人に興味をもたせることは容易なことではありません。
なのでまずは、「人間ってどういう生き物なのかな?」ということを科学的な観点から親子で勉強してみるのも一つの方法だと思います。
まずは、自分以外の周囲の人に興味をもつことから始めてみるといいと思います。
2.気持ちを読み取るトレーニングをする
絵本を読んだり、映画・TVを観ながら、登場人物の気持ちを読み取る練習をすることも、共感力を高めてくれるのでおすすめです。
登場人物の心情を、セリフや情景描写・行動などをヒントに「なぜ、あの子は泣いてしまったのか・怒ってしまったのか」「なぜ、あのような言葉を使ったのか」と親子で推察してみましょう。
3.共感できない場合は割り切る
「すべてに共感できる!」ということは、人間である以上ありえません。
当然、全てに共感する必要はないですし、共感ばかりでは自分の意見を見失ってしまう可能性さえあります。
ここで、お子様に伝えていただきたいことがあります。
それは「共感できない」と感じたときは「なぜ自分はこの人の考えに共感できないのか」と理解を試みる方向に脳内を切り替えるようにしてみるということです。
「共感できない」場合は割り切りも大事なのです。
共感力というのは、コミュニケーション能力の原点ともなるものです。
我が子が、「友だちと上手に遊べない」ことを悩んだり・なぜだろうと疑問に感じ、早い段階で気付くことができたことは、幸運なことだと私は思います。
共感脳の発達は5歳と書きましたが、何歳からでも共感力をつけることはできます。
今からでも遅くはありません。
少しずつでも、子供と向き合ってみませんか?
お読みいただきありがとうございました。
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