毎日、同じことの繰り返しのように感じる子育て。
でも、今日の子供は、昨日までの子供とは別人です。
日々、成長する子供の身体は、新しい環境と情報を親が積極的に与えることで大きく変化していきます。
育児がつらい・つまらないと感じるのは、変化を感じられないからではありませんか?
今回は、育児が楽しくなる「ひらめき」についての話です。
子供には毎日一つのひらめきを
子供の世界は不思議でできています、つまり知らないことだらけ。
身の回りの小さな疑問を毎日一つずつ親子で探求していけば一年で365個の「ひらめき(発見)」と出会うことになります。これはすごい数です。
ひらめきは、長い目で見ると足し算や、ひらがなの読み書きが出来るようになることよりも大切なことです。AI時代の今、いずれみんなが出来るようになることを極めるよりも、誰も思いつかないようなインパクトのある「ひらめき」ができる思考回路を作ることのほうが大切だと思うからです。
[jin-iconbox06]実体験からひらめきは、*1歳からスタートし続けていくと幼稚園入学前の3,4歳になるころには成果が見え始めます。親が積極的に行動を起こさなくても、子供が自分の力でひらめけるようになるのです。
*0歳からでも始められます。まだ言葉を話すことが出来なくても五感はしっかりと機能しています。語りかけの一つにひらめきをプラスするれば、子供の成長がより楽しくなります。[/jin-iconbox06]
子供はどうしたらひらめくのか?方法は?
子供にとってのひらめきとは、簡単にいうと「おー!」とか「すごい!」と感じることから始まります。この感動をひらめきに発展させていくのです。
これには、五感と脳を働かせるということがキーワードになってきます。
対象になるものは身近にあるもので十分です。たとえば花や土、食べ物、トイレットペーパー、水… 毎日、目にするこれらのものを「ひらめき」に変える方法はこちらです。
- 感動を覚えたもの、気になるものを手や指で触れてみる
- 「これはなんだろう?」とよく目で観察する
- 「においはするかな?」
- 生き物だったら鳴き声はするか、ものだったら叩くとどんな音がするのかなど
- 食べ物ならどんな味かな?
- 水に浮くかな・沈むかな? など...
こんなふうに「おー!」と五感を刺激されたものから、新しい発見をする。たったこれだけです。
これを実践するだけで、様々な興味関心を抱き、鋭い観点で世界を観察しひらめける子供に育ちます。
ひらめきにはアフターフォローも大切
ひらめきを見つけたら、少しだけアフターフォローをしてみませんか?
準備するものは...
- ノート
- 筆記用具
- 図鑑
これだけです。これらを使って「ひらめき」を絵にするのです、観察絵日記のようなものです。
[jin_icon_post color=”#e9546b” size=”18px”]絵が苦手なママはこちらの記事をどうぞ【0歳~4歳】絵に自信がない親からでもお絵かき好きの子は育ちます
図鑑のおすすめは、ピクチャーペディアです。昆虫や惑星、スポーツや車の歴史などすべてを網羅した大型の図鑑、この1冊があればどんな「ひらめき」でも解決できます。
「ひらめき」をより一層深めることができるだけでなく、絵日記は思い出にも残るのでおすすめです。
「ひらめき」でなぜ育児が楽しくなるのか?
では、なぜ毎日一つの「ひらめき」を見つけるだけで、つまらないと感じる育児が楽しくなるのか?...
答えは簡単です、毎日一つの「ひらめき」を積み重ねていくことで、子供の知識がどんどん増え、目に見えて賢くなっていくことを実感できるからです。自分の子供が賢くなるのを不快に感じる親はいないはずですから。
そして子供の「ひらめき」の内容は、そのとき子供が興味関心があるものです。つまり「ひらめき」を通して今の子供に必要なものが見えてくれば「あの習い事をさせてみたいな」「今度○○に連れて行ってみようかな」と育児の道・将来への道筋が開けてきます。これこそ育児の醍醐味であり、育児の楽しみを見出せる瞬間だと私は考えています。
子供の「ひらめき」は、大人になって忘れていた好奇心や冒険心を思い出させてくれる素晴らしいものです。親子でひらめきを共有することで、現実を忘れファンタジーな世界に浸る瞬間はなかなか楽しいものですよ。
子供と一緒に過ごせる限られた時間を、つまらない思い出にしないためにも育児に「ひらめき」をプラスしてみませんか?