ものが散らかっていたり、もので溢れかえった部屋ってなんだか心が落ち着かないですよね。そう、片付けと心は実は密接につながっているのです。
それから、片付けというものは実は頭をすごく使うものです。頭の良い子を育てたいならば脳トレの一環として片付けを取り入れるのもおすすめです。
子どもの頃から片付けを学び習慣化することで、自然に部屋をすっきりと整えたくなるような思考を子供に教えていきませんか?
今回は、子供がひとりで部屋を片付けられるようになる習慣についてです。
1ものの定位置を決める。
ものの置き場所をあいまいにしていると、あちらこちらにものが散らばり部屋がカオスになりがちです。
つまり一つ一つのものに専用スペースを与えておけば、適当に置いてしまって散らかるということを防ぐことができます。
子供に片付けを教えたいなら、ものの定位置を決めることから!
ものの位置を決めておけば、片付けがだんだんと自然なことになっていくはずです。
⋆子供に教える時はものの位置を、車の駐車場に見立てたり、パズルのピースに見立てて説明すると伝わりやすいです。
2出したらもとの場所に戻す。
子供を観察していると、何かをやりながら次のことを始めませんか?次から次へと、ものを出してしまっては、片付けるのは至難の業です。
子供に次の作業に移る時は、使っていたもの・出したものを元の場所に戻してからリスタートすることを教えることで、片付け方を教えながら、物事を中途半端にしないことを伝えていきましょう。「一つのことに区切りをつける」ことは、将来の子供の人生にとって大切なことです。
もしその場で戻すことが難しいようなら、その日のうちに。少しづつでもいいので習慣化を。
3ものと向き合う。
いくら片付けようと努力しても、たくさんのモノで溢れていたら、片付けはなかなか上手くはいきません。
もし、収納しきれないほどのもの(置き場所のないもの)があるなら、子供と一緒に「本当に使うものなのか?必要なのか?」を考えて見て下さい。
ものと向き合うことで、自分の持ち物をしっかりと把握しておけば無駄な買い物も減り、ものが収納からはみ出るなんてことはなくなるはずです。
子供が欲しいと思うものを見て「今もっているもので代用できないかな?」と考える癖をつけることができたら、なおいいですね。
4ものを使う場所を考えて収納する。
ものの置き場所を決めたはずなのに戻せない、という場合は「場所」をもう一度考え直してみて下さい。
机上で使うはずのハサミが本棚の上にあったり、よく使うおもちゃが棚の高い場所に置いてあったりしていませんか?これは片付けが面倒になってしまう要因の一つです。ものを使う場所を考えて収納場所を作ることで、片付けが自然とみについていくはずです。
片づけを習慣化するためには、片付ける場所がキーワードになってくるというわけです。
5完璧を求めない。
子供によくなってほしいと頑張ってアプローチする気持ちは大事だけど、完璧を求めると親も子も疲れてしまいます。
子供は年齢を重ねるごとに心と体が成長し、取りまく環境も変化していきます。「どうしてできないの?」と子供を責めてはいけません。親子で話し合いながら、その時その時のゴールを決め、片付けに取り組むことが大切です。
6子供の本質を知る。
片づけを子供に教えるうえで最も大切なのは、子供を知ることです。
子供の今の身長から置く場所の高さを考えたり、最近よく使っているものを知り置く場所を考えたり、片付けがはかどりそうな声掛けや音楽を見つけたり、片付けにたいする集中力がどの程度続くのか時間をはかってみたり、子供の性格からどのような片付けが合っているのか探ってみたり など…
片付けは日常です。子供の本質を知ったうえで、片付けの練習を続けていかなければ親子でストレスがたまるだけです。子供のキャパシティを理解してあげて下さい。
7モデルルームを子供の目に焼きつける
子供が片付けを頑なに拒否したり、片付けをせずに寝てしまったりすることってよくあることですよね。
こんなときはチャンスです。子供が次に部屋を目にするときまでに、親が理想とするモデルルームを用意しておくのです。こうすることでもので散らかった部屋と、片付いた部屋とのギャップを目で感じてもらいます。
ただこれは、すぐには効果は期待できません。効果を発揮するのは一年後かもしれないし、子供が大人になってからかもしれません。子供が片付けないからといって、放っておくのではなく、すっきりと片付いた美しい部屋というものを子供の目にやきつけ記憶に残すということは、必ず意味のあることです。親の頑張りどころです。
完璧な片付け術なんてありません。我が子に合った楽な方法を探ってみませんか?これでイライラとはおさらばです。