3歳になり、子供(男の子)が急に言うことを聞かなくなりました。
理由や解決策を探り続けながらの3歳児との1年。
今回は親子でぶつかり合いながら、辿り着いた「言うことを聞かない子供」に対しての解決策についてです。
3歳が言うことを聞かないのはこんなとき
お菓子やおもちゃなどどうしても欲しいものがあるときに、真っ向から「だめ、買いません」と親から意見を否定されたとき。
時間がないときに「○○したい」と言い出した子供に対して「時間がないからだめ」と時間を理由に子どもの意思を否定した時。
まだ遊びたいのに、親がなんらかの理由をつけて遊びを無理やり中断させようとした時。
買い物のカートを押したがったり、飲み物が並々入ったコップを持ちたがったり、ベットでトランポリンのようにジャンプしたがったり…自分でやってみたいと思ったことを、親の独断で「失敗するからだめ」と阻止したとき。
どんなシチュエーションにも共通していることがあることにお気づきでしょうか?
そうなんです、子供が言うことを聞かない時ってどれも「子供の○○したい」を親が無理やりやめさせたり、否定したりした時なんです。
3歳児が言うことを聞かない原因は?解決策は?
3歳児の発達の特徴に「自分でできるよ」となんでも自分でやってみたいという気持ちと、「~したい」という意欲が育ってくるという特徴があります。
まさにこの3歳児の特徴と、親の意見が行き違いを起こし、子供が言うことを聞かない原因となっているのです。
どういうことなのかというと…
[2col-box]
[2-left title=”親側からすると” style=”1″]
もちろん新しいことへの挑戦を応援してあげたい。
けれど、3歳の子供が「自分でできる・したい」と思ってもすんなりとコトをこなせるはずはないし、必ず親のアドバイスが必要になってくるとと考えると、2倍の時間が必要…。
ただでさえ忙しい日常生活のなかで、毎回隣で子供の挑戦を見守る時間の余裕はない。
[/2-left]
[2-right title=”子供側からすると” style=”1″]
「やってみたい」という意欲を遮られると、複雑な気持ちになり腹立たしくなるし時には悲しい気持ちになる。
ママを困らせるつもりはなく、自分の力量を試したいだけ。
ママ・パパはなんで僕を信じて認めてくれないの?!
[/2-right]
[/2col-box]
そう、このような心理のズレこそが子供が言うことを聞かない原因の一つなのです。
この状況になると、大人は言葉巧みに子供を言いくるめようとします。しかし、言葉のボキャブラリーが少ない3歳児には親に対抗できるほどの会話力はなく、親に対して駄々をこねるとか、無視するという手段に出るしか方法はありません。
そしてお互いに理解し合う前に、親か子供のどちらかが感情を抑えきれずに怒りだす。こうなるともう収拾がつかなくなります。
つまり、言うことを聞かない3歳児との生活を改善するための解決策は、お互いが怒りのコントロールを学び、話し合い歩み寄ることなのです。
怒らずに落ち着いて、両者が納得する話し合い結果が得られれば状況は少しずつ改善していくはずです。
[jin-fusen2 text=”我が家はこれで怒らず話し合えるようになりました”]
怒りのコントロールのための親子の約束
お互いに怒らないと約束する
たったこれだけです。
3歳が言うことを聞かない根本的な理由は、親への意思の伝達が上手くいかない・親に理解してもらいたいという一心です。要するに、子供は怒りたいわけではないのです。同様に、親だって子供を怒りたいわけではありません。
ならば、お互いに怒らないよう努力すればいいだけです。この約束は驚くほど効果のあるものだったのでお勧めです。
[jin-iconbox06]
[jin_icon_bulb color=”#e9546b” size=”21px”]約束をする時にコレを子供に伝えたら効果的でした
■約束をする時に「怒ると大きくなれない・身長が伸びないよ」と子供に話す。
ストレスが強いと身長の伸びが悪くなる可能性があることは、医学的にデータがある話です。3歳になると「お兄ちゃんになってきたね」という言葉が誉め言葉になってきます。なのでお兄さんの象徴でもある身長を手に入れることができないことは、子供にとっては一大事なようです。
■子供が怒りだしそうなとき、親側の怒りが爆発してしまいそうなときに効果のあるセリフは…「お母さん、きょうは怒りたくないな~」
このセリフを使うようになってから、親子のコミュニケーションの取り方がガラリと変わりました。わたしがこのセリフを言うと「僕も怒りたくないな~」と子供が言い、落ち着いて話し合えるようになりました。
[/jin-iconbox06]
3歳はもう大人です、意思がはっきりあります。まずは落ち着いて子供の意見に耳を傾けて見ませんか?